工房に咲いたバラ

工房に咲いたバラ

6月、手始めに挿したアナベルは10日ほどで花がしおしおになってきました。
空間に生花があることはとても雰囲気が良く、十分楽しめたと思いますが、きれいに長持ちさせる方法も勉強していきたいところです。

切り花の基本的なところで、水切りという作業があります。
枝が水につかった状態で斜めに切るというものです。

枝の断面積が増えることで吸水が良くなります。また、水の中で切るのは空気をかませないようにするためです。花に元気がなくなってきたら、水替えの時に水切りをして、枝が短くなってきたら別の花入れに移すとまた新しく楽しめます。

今回は、工房の植栽で咲いていたバラを飾ることにしました。

蕾をまとった少しワイルドな感じが素敵だったので、周りの葉をとって強調してみました。反対側の葉はバランス的に残しています。

生け花のわざに、枝や茎を使って、茎を花入れの縁に沿わさず立てる方法があります。ただ挿すだけで飾れるのが一輪挿しの良さですが、ひと工夫加えると見え方が変わり、飾ることの楽しさもひとしおです。

仕掛けを沈めるように上まで水を注ぎますが、湖面のような感じが面白かったので縁ぎりぎりまで入れました。この形ならではの使い方かもしれません。
制作していても、まだまだ知らない使い方がありそうです。

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