夏休みが終わって

夏休みが終わって

frescoでは、お盆のお休みが終わり、本日から工房が再開しています。

暦の上では、もう立秋。
昨晩の雷雨が過ぎ、曇りのおかげで今日は少し涼しい気もします。

ただ、涼しいといっても、気がするだけで。工房で作業をしていると絞れる程度の汗はかきます。
まだまだ暑い日は続きそうです。

工房は、明日からの制作に備え原料を熔解炉へ入れる「チャージ」という作業の日です。


緑が深まる小野田町

ガラスの原料は、珪砂を主成分とするペレット状の白い粉です。

1300℃の高温で一気に熔かし、1150℃程度の温度で安定化させます。


ガラスの原料


1300℃の熔解炉から漏れる火


原料を投入してたき込む

「チャージ」の日は、吹きガラスの作業ができないので、焼き戻し炉の補修なども行います。
ガラスは浸食性が高いので、飛び散ったところから炉が浸食されて痛んでいきます。
付着したガラスを斫り取って、補修用のパッチング材を充填します。


焼ける前のグレイのパッチング材

お盆前に飾っていた一輪は、キク科の「アスター」と「ルドベキア」
小ぶりでかわいらしく、どちらも切ると春菊みたいな、お鍋を連想させる匂いがしました。

「アスター」は葉を全て落として、まとめてこじんまりとかわいらしく。
日の当たり方によって、中の茎が透けてみえます。光の反射と透過で見える色が違う紫の一輪挿しは「dan」です。

「ルドベキア」は「dan」と「ibushi」両方に飾ってみました。

皆さんはどちらがお好みですか?

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